もしかして、あなたの家も?夫婦の危機を乗り越えるヒント
2025年上半期、当カウンセリングルームに寄せられたご相談の中で、特に多かったのが夫婦関係の悩みです。もしかしたら今、このブログを読んでいるあなたも、夫婦喧嘩が絶えなかったり、離婚を考えてしまったりと、心が疲れていませんか?
「夫婦の問題だから、二人で解決しなくてはならない」と思われがちですが、実はそこに落とし穴があります。一方にとっては深刻な問題でも、もう一方はそう感じていない、というケースも少なくありません。夫婦の数だけ、抱える問題の形も様々です。そんな時、夫婦カウンセリングが新たな解決の糸口になることがあります。
夫婦関係改善の基本!「個別の心理カウンセリング」がもたらす変化
当カウンセリングルームでは、夫婦カウンセリングのお申し込みがあっても、まずは「お一人ずつ」個別カウンセリングを受けていただくことをおすすめしています。なぜなら、たとえ夫婦の問題に見えても、お互いの考えや感じ方は全く違うからです。
一方が深刻に受け止めていることを、もう一方が何とも思っていない、という状況はよくあります。そのような場合、まず深刻に感じている方の心の整理をすることが何よりも重要になります。これが実は、問題を個人の問題として捉え、解決への第一歩を踏み出すことにつながるのです。
実際、今年上半期に当ルームでサポートさせていただいたご夫婦には、2つのパターンがありました。
- 最初から個別にカウンセリングを受け、それぞれのペースで問題に向き合ったご夫婦。
- 最初は個別で、数回後から夫婦同時カウンセリングに移行したご夫婦。
特に印象的だったのは、奥様がご主人に対して強い怒りを感じていたり、失望して離婚を口にしていたケースです。離婚は確かに一つの選択肢ですが、その先にはお子さんの生活費や教育費、引っ越し、仕事、子どもの転校など、莫大なエネルギーと時間、そして多額の費用がかかるという現実があります。
ほんの数回から数ヶ月の心理カウンセリングで夫婦関係が改善すれば、これらの計り知れないリスクを負わずに済みます。夫婦関係が良くなり、家族関係を継続できることには、大きなメリットがあるのです。
カウンセリングを通じて、奥様の激しい怒りが和らいだり、解消されたりするケースは珍しくありません。徐々に夫婦の関係が良好になり、「夫婦関係が良くなりました」という喜びの声が聞かれるようになります。そうなると、自宅での話し合いや協力体制が自然と生まれるようになり、カウンセリングのテーマも夫婦関係から子育ての悩みや職場の人間関係へと移行していくこともあります。夫婦二人で話し合い、以前なら揉めたり見て見ぬふりをしていたことの解決策を見つけ出せるようになるのです。
もう諦めないで!夫婦の絆を取り戻し、幸せな家庭を築くために
夫婦関係の悪化、家庭内の不和は、時に家庭全体を重苦しい雰囲気にしてしまいます。奥様の怒りや、お父さんの無力感。この悪循環を断ち切り、夫婦の絆を取り戻すためには、お父さん自身が「どうすればいいか分からない」という状態から一歩踏み出し、具体的な行動を起こすことが不可欠です。
そのためには、夫婦二人だけで抱え込まず、時には第三者の力を借りることです。適切なサポートを受けることで、お互いの気持ちを理解し、建設的なコミュニケーションを学ぶことができます。
あなたの悩みに寄り添い、希望の光を見つけるために
もし今、あなたが夫婦の悩みを抱え、どうしたらいいかわからずに苦しんでいるなら、心理カウンセリングがきっとお役に立てます。
「夫婦関係のことは、夫婦二人で解決すべきだ」という考えに囚われる必要はありません。時には、第三者である専門家の力を借りることも、より良い未来へ進むための大切な選択です。当カウンセリングルームは、あなたが抱える問題を丁寧に紐解き、夫婦関係をより良くするための具体的な方法を一緒に探していきます。
一人で抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。あなたの勇気ある一歩が、きっとご家族の明るい未来へとつながるはずです。精一杯サポートさせていただきます。