心理カウンセリングルームRAKUAN
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3,ワーキングマザーの事情
思い切って伝えた私からの頼みごとに、母は何と答えたと思いますか?
面倒くさそうな表情で一言。
「いちいちそんなことできん」
私はショックと恥ずかしさでいっぱいになりました。だけど、そう簡単に引き下がるわけにはいきません。
もう一度同じようにくり返しました。それでも母親のイヤそうな態度は変わりません。
当時の母は仕事と家庭の両立で精一杯だったはずです。
疲れて帰って来て夕食の準備に追われているところへ子どもから注文をつけられて、聞き入れる余裕がなかったのかもしれません。
文字通り、ただ単に面倒だっただけなのかもしれません。
4,無言の宣言
しかし中学生の自分には、自分なりの切実な想いがありました。
母への頼み事は、段々口論に発展し、最後には「それくらいしてくれたっていいでしょ!」と大きな声を上げてしまいました。
その直後にもう諦めようと思いました。「もう無理だ。やっとの思いで頼んだのに。全然聞いてもらえない。」
自分の願いを口にすることの虚しさを感じました。
そして「もういい!もうこれからはお母さんには何も言わない!」と、決めたのでした。
「何も言わない」ということを。
これがその後の私のコミュニケーション能力を左右することになるとも知らずに…。
私が陥ったコミュニケーションの罠とは…〈3日目に続く〉
【問2】あなたは過去に何かを決意したことはありますか?それは今でもあなたの役に立っていますか?
➞もしも役立っていると言えないのであれば、新しい考え方を探す時が訪れているのかもしれませんよ。
話すことは、つらい思考を手離すこと。苦しい感情を手放すこと。
余裕(=スペース)を手に入れること。
新しい視点を得られれば、困りごとは解決したも同然です。
そのためにはまずスペース作りから始めましょう。
あなたのお話し、聞かせて下さいね。