心理カウンセリングルームRAKUAN
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1,ストーリーの始まり
心理カウンセリングをする上で、クライエント様の気持ちに寄り添うことは非常に大切なことです。
肯定的・共感的に聴くことでクライエント様が自由に話せる場を提供することは、悩み解決の土台作りといえるでしょう。土台ができたその先に、解決の道が開けます。
解決には言葉を使った自己表現がカギになります。
私自身、過去に人に対して心を閉ざしてしまい、対人関係でとても苦しんだことがあります。
そこから立ち直る(というよりむしろ這い上がるに近い状態でしたが)ために心理学と会話スキルは欠かせないものでした。
これからその辺りの経緯を数回に分けてストーリー形式でお伝えしていこうと思います。
一日3分程度で読めるショート・ブログです(全10回)。
あなたの現在の悩みや人間関係と照らし合わせながら読み進めてもらえると、きっと何かしらのヒントを得てもらえると思います。どうぞ最後までおつき合い下さい!
2,ティーンエイジャーの悩み
あれは確か中学生の頃だったと思います。私には思春期特有の悩み事がありました。
自分の見た目や体形を気にして「ダイエットしたい」という気持ちが高まっていきました。
だけど人から「自分の体形を気にしているのね」と思われることも恥ずかしいのです。
ダイエットについて本や雑誌などで調べた私は、まずは食事の総カロリーを抑えたいと考えたのですが、そのためには、毎日料理をしてくれる母親に相談しなければなりませんでした。
すごく恥ずかしい気持ちを隠しながら、台所で忙しく夕飯作りに取りかかっている母親に、思い切って打ち明けたのです。
「ダイエットしたいし、お肉を焼くときとか、油の量を減らしてほしいんだけど」と。
すると母はこう答えたのです…〈2日目に続く〉
【問1】子どもの頃、あなたは誰かに打ち明け話をしたことがありますか?
話してみて気持ちは晴れましたか?
➞もしもモヤモヤした記憶が残っているとしたら、今ここにいる大人のあなたが、心の中で当時の自分の話しを肯定的・共感的に聴いてみてあげて下さいね。
話すことは、つらい思考を手離すこと。苦しい感情を手放すこと。
余裕(=スぺ-ス)を手に入れること。
新しい視点を得られれば、困りごとは解決したも同然です。
そのためにはまずスペース作りから始めましょう。
あなたのお話し、是非聞かせて下さいね。