「自信がない」と感じる理由とは?
「自分に自信がない」と感じている人は少なくありません。その原因の一つとして、日常の何気ない場面で「嘘」をつくことが挙げられます。例えば、友人や同僚からの食事や映画の誘いを断る際、何となく気まずさを避けるために、行けない理由を嘘で取り繕った経験はありませんか?「相手を傷つけたくない」「気を悪くさせたくない」という優しさからの行動かもしれませんが、実はこれが自信を損なう大きな要因になることがあります。
「嘘」がもたらす無意識の自己否定
断る際に嘘をつくと、その場ではうまく切り抜けられるかもしれません。相手に不快な思いをさせることなく、角を立てずに済むという安心感も得られるでしょう。しかし、無意識下では「嘘をついてしまった自分」を否定している場合が多いのです。
子どもの頃から「嘘をつくのは良くない」「嘘をつく人は信用されない」と教えられて育った私たちにとって、嘘をつく行為は自己評価を下げる原因になります。「嘘をついてしまう私は信用できない人間だ」という感覚が、心のどこかに残ってしまうのです。その結果、「自分を信じられない」という状態に陥り、それが「自信がない」という感覚に繋がっていきます。
本来、「自信」とは「自分を信じる」という意味です。嘘をつくことで、自分を信じられなくなり、自信を失ってしまうのは自然なことなのです。
嘘をつかずに断るための方法
嘘をつかないためには、断り方を少し工夫するだけで十分です。相手を傷つけずに断るためには、具体的な理由を伝える必要はありません。例えば、「その日は都合が悪いんです」と簡潔に伝えるだけで十分です。それ以上の説明を加える必要はありません。
嘘をつかず、シンプルに断ることで、自分の気持ちに正直でいられるようになります。この小さな行動の積み重ねが、自分を信じる力を取り戻す第一歩となります。そして、自分を信じられるようになると、不思議と自信も戻ってくるのです。
相手を思いやる気持ちも大切ですが、まずは自分自身を大切にすることを心がけてみましょう。その結果として、自然と相手にも誠実な対応ができるようになり、人間関係もより良いものへと変わっていくはずです。
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