心理カウンセリングルームRAKUAN
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9,心理学だけではダメ
心理カウンセリングのおかげでだいぶ和らいだものの、私の心の中にはまだ安心しきれない、ある種の恐れがありました。
「自分の本音は言わない」と決めるきっかけとなった、中学生時代の母親との口論の影が心の中に潜んでいたのです。
「きっとまた口を開けばケンカになる」
「安心して人と話すことができない」
「言っても大丈夫なことと、言わない方がいいことがわからない」
この思いは対人関係への臆病さにつながっていました。
人は1人で生きていくことはできません。いつどこにいようとも、そこには他者の存在がある。そして他者との交流は言語を介して行われます。
しかし肝心の言葉の使い方に不安があるので、今現在のことだけでなく将来のことも不安で希望が持てません。私はすっかり生きることに臆病になってしまっていました。
10,話せるのにどうして習うの?
会話に対する怖れを拭えない私でしたが、ふとしたきっかけで、あるコミュニケーション方法を学ぶことになりました。
アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士の提唱したP.E.T(Parent Effectiveness Training)です。
相手の心を閉ざす言葉や、逆に相手の心を開く言葉、さらには率直な自己表現の方法などを知ることができました。
それは今まで全く考えたこともなかった、言葉の使い方を学ぶという経験でした。
生まれてきてからずっと私たちは言葉を使い続けています。物心つく頃には当たり前のように人と会話し、意志疎通しながら成長してきました。
話せることが当たり前。
ですからわざわざ”言葉の使い方を学ぶ”なんて、考えたこともなかったのです。
ちなみに言葉を学ぶ以前は、対人トラブルが絶えませんでした。当時の私の考え方とは…〈6日目に続く〉
【問5】あなたはこれまでに何かに一生懸命取り組んだ経験はありますか?
➞一生懸命になった理由を振り返ってみましょう。真の理由があるはずですよ。
話すことは、つらい思考を手離すこと。苦しい感情を手放すこと。
余裕(=スペース)を手に入れること。
新しい視点を得られれば、困りごとは解決したも同然です。
そのためにはまずスペース作りから始めましょう。
あなたのお話し、聞かせて下さいね。