笑顔を保てない
カウンセリング前
自分の仕事は人を助けることなので、職場の人たちとは日頃から要援助者についての情報交換をしています。誰が何をできるようになったとか、誰がどういう助けを求めているとか、常に自分以外の人のことを第一に考えて働いています。
だけど時々、優しい気持ちになれなかったり、親身になってあげる姿勢が足りないな、という感覚が波のようにやって来て仕事そのものがしんどくなっていました。
大波が一気に押し寄せてきたことがあって、これ以上笑顔を保てないのなら、自分にはもう人を助ける資格はないのかもしれないな、というところまで追い込まれていました。
カウンセリング後
対人支援の仕事は、自分以外の人の気持ちや希望を優先することがほとんどです。そうすることが仕事、と言っても過言ではないでしょう。
しかし、いくら仕事でも自分の気持ちを後回しにし過ぎると、余裕がなくなってしまいます。支援する側にも心があります。
まずは、そっとこの方のペースに寄り添いながらお話しを伺うということを続けました。
この方のお悩みは、「自分優先でもなく、他人優先でもなく、双方を大切にするにはどうすれば良いか?」という問いを投げかけてくれました。
事例をもとにロールプレイングで、”双方満足できる会話”を演じてみると、クライエント様とカウンセラーの間に暖かい気持ちが生まれました。